形成外科
形成外科は、身体に生じた欠損や変形などに対して形態的にも機能的にも本来あるべき姿に再建修復する、キズ(創傷)やキズあと等を治すプロフェッショナルです。気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
- 外傷
《擦過傷(すり傷)・切創(切り傷)・刺創(刺し傷)・咬傷(咬み傷)》
キズをキレイに治すためには、初期の治療が大切です。ケガをした場合は、早めに形成外科を受診されることをお勧めします。身体の骨折を伴う外傷の場合、整形外科とも連携した治療が必要になることもあります。 - 熱傷(ヤケド)
- 顔面骨骨折
- 良性腫瘍(いぼ・あざ・ほくろ・しこりなど)
- 皮膚悪性腫瘍
- 肥厚性瘢痕・ケロイド・瘢痕拘縮
- 褥瘡(床ずれ)
- 難治性潰瘍
- 毛巣洞
- 巻き爪・陥入爪
- 生まれつきの形態異常
- 顔面神経麻痺
- 眼瞼下垂症
- 脇臭症(ワキガ)
- ガングリオン など
他にも、形成外科では様々な疾患を取り扱っています。詳しくは日本形成外科学会のホームページにある、「一般の方へ」をご覧ください。
日本形成外科学会
レーザー治療
当院では、最新のレーザー機器を導入し、あざの治療や美容治療を開始いたしました。赤ちゃんから大人まで、症状に適した治療をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
- 診療日時
- 月曜日 午前 / 木曜日 午後
- レーザー施術日
- 木曜日 午後
- 担当医
- 秋元医師(前 日本医科大学 形成外科 教授)
あざの治療
赤ちゃんの肌は皮膚が薄く柔軟ですので、早い段階で治療を始めることで、より高い効果を期待できます。また、保険診療で治療できるあざ(下記保険適応疾患)は、区の子ども医療費制度により助成されます。
保険適用となる治療
- 異所性蒙古斑(青あざ)
- 太田母斑
- 扁平母斑(茶あざ)
- 単純性・乳児血管腫(赤あざ)
- 毛細血管拡張症(あから顔)
- 外傷性色素沈着 (外傷性刺青:ケガなどで異物が皮膚の中に入り込み刺青になったもの)
レーザー治療の適応があるか、まずはご受診ください。
美容レーザー治療
シミやくすみ、ホクロやイボなど、お肌のお悩みに適した治療を行っています。
自由診療(保険適用外)
- シミ
- 毛穴、ちりめんじわ
- 肌のハリ、くすみ、肌質改善
- ホクロ、イボ
初回相談料:3,300円(税込) 再診察料:1,650円(税込)
Vビームレーザー
“赤あざ”や“あから顔”は肌の血管を流れる血が透けて見えている状態です。Vビームレーザーは、血管をふさいで目立たなくする治療です。
血流や血管の太さ・深さなど症状をチェックして、レーザー治療に適しているか診断します。
(血管腫のレーザー治療は症状を改善させるものであって完全になくなるわけではありません)


- 赤あざ
-
治療前
治療後
- あから顔
-
治療前
治療後
ピコレーザー
ピコレーザーは、ピコ秒(1兆分の1秒)単位でレーザー光を照射する機器です。照射時間が短いことで、色素斑などのメラニンに対して瞬間的にエネルギーを伝えることができ、皮膚へのダメージ(炎症反応や色素沈着)を軽度に抑えられると考えられています。
(医師の判断によって、照射できない場合があります)


シミやくすみの原因であるメラニン色素粒子を細かく粉砕します。


Picoway 照射方式
色調改善 | 顔全体にレーザーを低出力で照射 ダウンタイムがほぼなくトーンアップ |
肝斑、うすいシミ、 色むらを改善 |
全顔 14,300円 頬 11,000円 |
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フラクショナル (肌質改善) |
小さな点状に照射 表皮のメラニン色素に反応し、真皮膚のコラーゲン産生を促す |
そばかす、毛穴、 ちりめんじわ |
全顔 27,500円 頬 24,200円 |
スポット照射 (シミ) |
シミなどの気になる部分にスポットで照射 最少3㎜にも設定出来るので細かな部分にも対応できます。 |
シミ | 10×10㎜ 8,800円 20×20㎜ 16,500円 |
(税込)
副作用・リスク
- 施術後の一時的な赤みや腫れ、色素沈着などが起きることがありますが、多くは時間とともに回復します。
- 肌質や色素沈着の状態により、効果に違いが生じる場合があります。
- 治療は1回で完全除去できず複数回施術が必要な場合があります。
まずは、お気軽にご相談ください。
巻き爪(陥入爪・弯曲爪)
陥入爪
爪の端が周りの皮膚に食い込んでしまうことで、痛みや腫れが生じたり、傷ができて膿んでしまったりしている状態のことです。一般的に「巻き爪」と表現されることが多いのですが、必ずしも爪が巻いているわけではありません。深爪や合わない靴の着用が原因とされており、足の親指に起こることが多いです。爪の切り方や靴の選択の工夫、超弾性ワイヤーや形状記憶合金による爪矯正といった保存的治療と、食い込んでいる部分の爪と爪母(爪の根本にある爪を作っているところ)を切除する手術による治療があります。
弯曲爪
爪が横方向に大きく曲がり、爪の下の皮膚をつかむようにして巻いてしまっている状態です。原因は合わない靴の着用と生活習慣からくる外力によるとされており、陥入爪と同様に足の親指に起こることが多いです。こちらも陥入爪同様の保存的治療や、変形した爪の下にある突出した骨を削ることで爪床(爪の下の組織)を平らにする手術などが行われます。